「ブルグミュラー」(正確には「 ブルグミュラー 25の練習曲」)、ピアノを始めた主にお子様が、導入教材(かつては「バイエル」が主流でした)を終え、次に取り組む教則本としてとても有名ですね♪ このブルグミュラーは、子どものピアノ教材が多様化しつつある現代にあっても、避けられる事はほぼ無い魅力にあふれています。
その音楽性は古典的な教材としては抜きんでて優れてると言えます。穏やかな曲、軽快な楽しい曲、どこか物悲しい曲、ミステリアスな曲と 実にバラエティに富んでいます。メロディは美しいし和声的にも豊かで、この段階で短調も含め様々な調を学べますね。1曲の長さが学習の集中には丁度いいし、タイトルの付け方も面白いですね。
ブルグミュラーはドイツのロマン派の作曲家で、ある意味この時代の方が、初級学習用にこんな素晴らしい教材を残せたことは奇跡的と言っても大袈裟ではないと思います。
うちの教室でも「ブルグミュラー」はやはり人気です♪
教え方によって幾らでも楽しくできる点では、その次に来るとされる「ツェルニー30番」や「ソナチネアルバム」には無い魅力があって、ブルグミュラーをさっさと終わらせるより、この段階でピアノ音楽の楽しさを存分に味わって欲しいですね☆
