調性、よく”キー(Key)と呼ばれます。ド、レ、ミ、ファ・・・どの音から始めて音階(長調の音階とします)を作っていくかで、♯、♭が特定の音に付きます。
ピアノ🎹(ギター🎸なども)は簡単に言うと、1オクターブを12の音で均等に割ってます。専門的には「平均律」と言います。
黒鍵からでももちろん、音階(長調)が作れ、全部で12の長調が存在します。
ドから始めるとピアノでは白鍵ばかりになりますね。これをハ長調の音階と言います。ピアノを始める、音楽の勉強をする上で、入り口として理解しやすいですね。
例えばファから音階を始めると、シの音に♭を付けないと、よく耳にするドレミファソラシドの感覚からするとヘンですし、ミから音階を作ると、ファ、ソ、ド、レに♯を付けないと長調の音階になりません(あくまで原則です)。
調性には、短調もあります(長調と同じく12種類あります)。長調が一般に楽しい明るい😊感じがするのに対して、短調はどこか悲しく暗い😢感じになりますね。
長調と短調では構造上の違いもはっきりしていて明確なのですが、長調の中でも、例えばハ長調とヘ長調ではまたどこか違う感じがしませんか?
私はハ長調は、堂々としてるが、硬く平板な感じ、色に例えると、白や黒みたいなモノトーンな雰囲気を、ヘ長調は、もっと軟らかく牧歌的で、色で言うと緑、新緑のイメージです。因みにニ長調は、ハ長調よりも明るくエモーショナルな響きを強く感じます。例えると、晴れ渡った青空のような☆
勿論、穏やかな曲と激しい曲では同じ調でも大きく変わりますが、調性が持つ””固有の響きや雰囲気”に着目して、ピアノを弾いたり音楽を聴くのもきっと面白いです🎵
当教室では譜面を読む際、この曲は何調?という基本理解を重視したレッスンを行っています🍀
